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佐賀県嬉野市・宮崎県えびの市・三重県松阪市
群馬県渋川市伊香保温泉・京都府京都市
アート村プロジェクトを終えて
この度、佐賀県嬉野市、宮崎県えびの市、三重県松阪市、群馬県渋川市の4つの地域でアメリカサンフランシスコから世界的に有名なゲーリー・ブコブニック氏を呼び、水彩画教室を開催することができ18の新聞・雑誌に記事掲載、8社のテレビ局でイベントの様子が報道されました。また、えびの市におきましては、広報えびのの表紙を飾らせていただき、アート村プロジェクトが大成功に終えることができたことを心から喜んでおります。
「あの時こうしておけばよかった」という反省も色々とございますが、来年また皆様から「アート村を開催してほしい」「ゲーリー氏を呼んでほしい」という声が上がることを信じております。
私個人としても、皆様との出会いを通じて、ゲーリー氏のそばにいて学べたことが沢山ございます。
今後、アート村プロジェクトを日本のいろんな地域に発信していけるプロデューサーとして考えていきたいと思っております。
これが終わりではなく始まりという気持ちで務めてまいりますのでご指導、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2010年3月吉日
アート村プロデューサー
冨田伸明
国境を越えたコラボレート
<ゲーリー氏との出会い>
2006年、キモノスタイリスト&着物デザイナーである冨田はアメリカで初めてパルアルトにあるギャラリーキムラで個展を行いました。その際、ギャラリーに展示してある素敵な絵と写真集が目にとまりました。それが、世界的に有名な水彩画伯であるゲーリー・ブコブニック氏の作品との出会いでした。優しく繊細なタッチの絵をみて冨田は「どんなに可愛らしい女性が描いているのだろう」と想像したそうです。ギャラリーの方にゲーリーさんを紹介してほしいとお願いしたところゲーリーさんからも「着物の話がしたい」とすぐに夕食をご一緒する事が実現しました。個展後、待ち合わせの場所で待っていると芸術家の風格ある男性が現れました。女性だと思って待っていた冨田はびっくり(ガックリ)したそうです。初対面にもかかわらずアーティスト同士ということもあり会話はとても弾んだそうです。サンフランシスコのアジア美術館でショーをした際には芸者というテーマでゲーリー氏が絵を描き、その描かれた絵を冨田が着物で再現するというコラボレートが実現しました。(下記写真参照) またその他にも、冨田が写真好きということもあり撮影した風景などをゲーリー氏が描くというコラボレートもなされています。
その後もゲーリー氏と冨田との交流は深まり、サンフランシスコの桜祭りでゲストとして参加した際はゲーリー氏のアトリエを打ち上げとして公開して頂き、日本からの参加者全員を招いて下さっています。アトリエでは新作や未発表の作品なども冨田との信頼関係の元とても快く見せて頂いております。
<来 日>
2007年ゲーリー氏が台湾で個展を開かれた際、日本にも来られました。
そこで、冨田は過去にゲーリー氏のアトリエへ訪れたことがある方々に声をかけウェルカムパーティーを主催しました。パーティー出席者は全員着物で出席しとても華やかなパーティーとなりました。
色んなお話をする中で、ゲーリー氏の作品が日本で発表されていないことがわかり、冨田は「こんなすばらしい作品が日本で発表されていないなんてもったいない。何とか日本で広められないか」と考えました。
<アート村の構想>
世界的に有名である水彩画伯ゲーリー氏を迎え、子供たちに直接水彩画の指導を行っていただき、ゲーリー氏の指導により描いた絵を地域の活性化に役立てるだけでなく、教育という観点からも子供たちの感性を養うことを考えております。また、その地域の「衣食住」があるように、文化として「着物・絵・音楽」を一つにまとめ、日本文化を伝えていきたいと考えております。この構想をゲーリー氏にお話ししたところ、「僕とノブの関係は信頼の上に成り立っていると思っている。日本での活動に際し全ての窓口を任せる」というお言葉を頂戴しました。
ゲーリー・ブコブニック氏 プロフィール
1947年アメリカ・オハイオ州・クリーブランド生まれ。
後にサンフランシスコに移り25年以上サンフランシスコに在住。
ブコブニック氏の作品は素晴らしい特性に溢れています。水彩画、モノタイプ、リトグラフを通し、生き生きとした感覚となめらかでありながら力強い配色を融合させ、深みがあり且つ力強い
花のイメージを創りあげています。
ブコブニック氏の絵は多くの企業の玄関やロビー、VIPルームに展示されています。例えば、
アメリカ最大手の通信会社であるAT&T(ニューヨーク)、雑誌のタイム社(ニューヨーク)、
3M社(ミネアポリス)、IBM(アトランタ・ニューヨーク・サンフランシスコ)、ラスベガスを代表する
MGMミラージュホテル、ハイアットホテル、ユナイテッド航空などがあります。その他アメリカ最大の高級百貨店ニーマンマーカスの各支店でも主にレストランなどでゲーリー氏の作品が展示されています。また世界最大の百貨店であるメイシーズ・カリフォルニア(サンフランシスコ)では作品がポスターに起用されたこともあります。
サンフランシスコシンフォニーホールのポスターに関しては、30年以上も継続して作品を描かれており、ブコブニック氏の絵がいかに評価されているかがわかります。企業だけでなくアメリカの病院や、産婦人科では彼の絵を見た患者さんから精神的に心に癒しをもたらす絵であるという評判を得ています。
日本での大きなイベントは今回が初めての開催となりますが過去に参加したRefugees International Japanのチャリティーイベントでは、出品した作品をご覧になった皇室の方からも高い評価を得ました。
<美術館・博物館コレクション>
・シカゴ美術館 ・ボストン美術館
・ダラス美術館 ・アトランタ植物園
・フェニックス美術館 ・ブルックリン美術館
・サンフランシスコ美術館 ・オークランド美術館
・ニューヨーク近代美術館 ・ニューヨーク公共図書館
・フィラデルフィア美術館 ・サンフランシスコ近代美術館
・メロン大学(ピッツバーグ) ・フライ美術館(シアトル)
・ミネアポリス美術館(ミネソタ) ・ポートランド美術館(オレゴン)
・ブルックス美術館(メンフィス) ・アリゾナ大学美術館(ツーソン)
・ハンテリアン美術館(グラスゴー大学) ・メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
・アメリカ議会図書館(ワシントンD.C.) ・カリフォルニア大学(バークレー校美術館)
・バトラーアメリカンアート(ヤングスタウン) ・ハミルトンアートギャラリー(オンタリオ州)
・リチャード・L・ネルソンギャラリー(カリフォルニア大学デービス校)
<2010年の展覧会 >
日本における展示会
2月18日~2月24日 佐賀県 嬉野市
2月25日~3月 2日 宮崎県 えびの市
3月 5日~3月 7日 三重県 松阪市
3月9日~3月14日 群馬県 渋川市
3月15日~3月16日 京都府 京都市
(京都ブランド京野菜着物&ゲーリー作品発表会)
その他の国における展示会
2月8日 ~ 3月13日 スロベニア共和国大使館 (ワシントンD.C.)
3月22日 ~ 4月22日 the Slovenian Museum(クリーブランド、オハイオ州)
5月 Caldwell ギャラリー(サンフランシスコ、カリフォルニア州)
5月13日 Indrija (スロベニア)
6月10日 水彩画教室「文化活動の一環として」 (リュブリャナ、スロベニア)
<2009年以前のイベント開催国>
スペイン・スイス・ルクセンブルク・オランダ・デンマーク・スロベニア・ドイツなど
2010年アート村 メディア掲載一覧
<佐賀県嬉野市>
2010年2月12日 西日本新聞
2010年2月19日 毎日新聞
2010年2月20日 佐賀新聞
2010年3月2日 西日本新聞
2010年2月 NHK佐賀放送局
2010年2月 はがくれTV
2010年2月 嬉野市行政チャンネル
<宮崎県えびの市>
2010年2月26日 宮崎日日新聞
2010年2月28日 宮崎日日新聞
2010年3月10日 宮崎日日新聞
2010年3月20日 えびの新聞
2010年3月号 広報えびの
2010年3月 NHK宮崎放送局
<三重県松阪市>
2010年3月8日 夕刊三重
2010年3月9日 中日新聞
2010年3月 松阪ケーブルTV
2010年3月 松阪市行政チャンネル
<群馬県渋川市伊香保>
2010年3月14日 上毛新聞
2010年3月 NHK前橋放送局
<京都府京都市>
2010年3月5日 日本繊維新聞
2010年3月6日 染織新報
2010年3月18日 京都新聞
2010年3月19日 日本繊維新聞
2010年3月31日 日本繊維新聞
2010年4月号 そめとおり
2010年4月予定 北陸朝日放送