こんにちは。
今まで京都の桜をご紹介してきましたが本日は吉野の桜をご紹介します。
吉野といえばいわずと知れた桜の名所で多くの文人墨客が訪れています。
古くは西行法師や松尾芭蕉、本居宣長など歌人や文学者が吉野を愛し、吉野の歌や日記を記しています。
そんな多くの人に愛された吉野の山を先週の日曜日に訪れました。
吉野山はシロヤマザクラをはじめとする日本古来の桜が多く、約200種3万本の桜があるそうです。
4月の始めに下千本と呼ばれる近鉄吉野駅から金峯山寺のあたりの桜が咲き始め、
中千本、上千本、奥千本と山すそから山上へ順に桜が開花していきます。
桜の見頃は例年4月10日前後が、中千本が満開で上千本が6、7部咲きで一番綺麗なようです。
ただ、今年は4月初旬が寒かったため、下千本は散り初めの桜もありましたが中、上千本は満開でした。
ではお写真をどうぞ。
こちらは金峯山寺(きんぷせんじ)の仁王門です。こちらを抜け参道の階段を上ると蔵王堂があります。
金峯山寺は修験道の聖地だそうです荘厳な雰囲気が漂っていました。
また毎月一回、一般の方を対象に大峯修行体験を行っていらっしゃるとのことでした。
蔵王堂をぬけるといよいよ中千本にさしかかります。
下千本から中千本の通りはたくさんのお土産屋さんが軒を連ねていて賑わっていました。
中千本は吉水神社から如意輪寺の辺りまでです。
ちょうどな中千本の真ん中辺りに五郎兵衛園地というちょっと開けた広場があり、
如意輪寺の方角がこんな感じで一望できます。
ここまでで1時間半ぐらいかかりました。
この五郎兵衛園地で持ってきたお弁当を広げてお昼にしました。
ぽかぽかした春の日差しと桜に囲まれて食べたお弁当はとてもおいしかったです。
お昼休憩の後は如意輪寺を目指しました。
先ほどまでは勾配のある坂道でしたが舗装されていたため
まだ歩きやすかったのですがここからは山道に入りました。
整備はされていますがところどころ大き目の石があったり、
木の根っこが出ているので運動靴を履いて着た方が良いと思います。
山桜を眺めながら歩くこと40分ほどで如意輪寺につきました。
如意輪寺は後醍醐天皇の勅願寺だそうです。
宝物殿には後醍醐天皇ゆかりの品などもありました。
またこちらのお庭には樹齢150年の枝垂れ桜がありますが今回は残念ながら散り初めで
葉桜になりかけていましたが、若い枝垂れ桜もたくさんありそちらは綺麗に花をつけていました。
こちらはお庭からの吉野を一望した景色です。
如意輪寺を出ていよいよ上千本へ向かいました。
かなり山道を登ってきたのでちょっとペースダウンしながら登りました。
こちらは上千本から撮った中・下千本です。奥のほうに蔵王堂が見えます。
この後、本当は上千本の奥にある吉野水分神社まで行きたかったのですが帰りの電車野の都合上断念しました。
一路、山道を吉野駅へ目指し下りました。
途中、上千本口バス停付近の和菓子屋で葛餅と桜餅とお抹茶のセットを注文し
しばし休憩した後吉野駅へ到着しました。時刻は15時20分頃でした。
この後、近鉄吉野駅のホームはすごい人で1本電車を見送り、次の電車に乗りました。
今回で、2011年の桜だよりは最終回です。
多くの皆様から桜のお写真や情報、桜だよりのご感想、リクエストなどを頂き有難うございました。
今後はまた通常のスタッフブログに戻りますのでそちらも宜しくお願い致します。
ハンドルネーム なでしこ