こんにちは。
4月も半ばですが京都はまだ朝夕は肌寒いです。
みなさんも体調にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
先週辺りから京都の桜は散り初めの地域も出始めましたが
まだまだきれいに咲いているところもありましたのでご紹介いたします。
まずはブログをご覧になっている方から頂いたお写真からどうぞ。
北大路千本通りを南に下がった所にある上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)と
いうお寺の桜だそうです。
通りからは塀しか見えないので知る人ぞ知る穴場だとのことです。
数種類の桜の木があるそうでたくさんお写真を頂きました。
どのお写真も素敵で選ぶのが大変でした。
続きまして私、なでしこが先週土曜日に撮影した桜をご紹介します。
最初は西陣(にしじん)にある雨宝院(うほういん)の桜をご覧下さい。
こちらのお寺は地元では西陣の聖天(しょうてん)さんとして親しまれているお寺です。
普段はひっそりとたたずむ静かなお寺なのですが桜の季節はとっても華やかな雰囲気につつまれています。
まずは本堂前の『紅枝垂れ桜』です。
こちらは千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)堂前の『歓喜桜』です。
そしてこちらが『松月桜』です。薄い桃色から白にかけてのグラデーションがなんともはかなげで可憐でした。
続いては地元では『御室(おむろ)さんのお多福桜(おたふくさくら)』と親しみを込めて呼ばれている
『御室桜(おむろさくら)』を見に仁和寺(にんなじ)へ伺いました。
仁和寺といえば、徒然草(つれづれぐさ)の第52段の
『仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ…』の文章を思い出される方も多いかと思います。
こちらには『染井吉野(そめいよしの)』をはじめ数種類の桜が咲きますが中でも有名なのは
前述にも記しました『御室桜』と呼ばれる背丈の低い遅咲きの桜です。
根本から3メートルほどの高さしかなく花(鼻)が低いことから『お多福桜』と呼ばれています。
私が伺った時はまだ3部から4部咲きでした。
今頃はもう満開を迎えていると思います。
そしてこの日の最後は原谷苑(はらだにえん)へ。
実は、ブログをご覧の方から『原田苑の桜を紹介してください。』とのリクエストを多数頂いておりました。
私も以前から一度行ってみたいとは思っていました。
しかしながら交通の便が悪いこともあり行く機会がありませんでした。
今回リクエストを頂いたこともあって意を決して、伺ってみることにしました。
原谷苑は仁和寺から北へ約2km、源光庵から南へ約2.5kmの山の中にあります。
アクセスとしては、①タクシーを利用する、
②北大路バスターミナルから出ている市バス『M1』に乗車し原谷終点駅で下車する、
③仁和寺または源光庵から徒歩で歩く、の3つの方法があります。
今回は仁和寺から徒歩で歩くことにしました。
所要時間は約40~50分でした。
道は自動車も通れる舗装された道なのですがかなり勾配があり結構大変ですので
徒歩で行かれる場合は運動靴を履いて行かれた方が良いかと思います。
こちらのお庭は個人の所有地で今の当主のおじい様に当たられる二代目が数百本の桜・紅葉・桃等の木々を
植樹されたことに始まったそうです。
当初はご親類やご友人だけで桜の時期にお花見をされていたそうですが人づてに評判が広まり、
桜と紅葉の時期に一般公開をされるようになったとのことです。
こちらの入苑料金は変動性で桜の開花状況に合わせて変わります。
私がお伺いしたときはちょうど満開の時だったので1,500円でした。
では満開の桜をどうぞ。
到着したのがちょうど3時半過ぎだったので太陽の光が桜に降り注ぎ桜の桃色と青空との
コントラストがとっても綺麗で思わず見とれてしまいました。
また桜以外にもレンギョウやユキヤナギ、ツツジ、桃などが咲き乱れていました。
庭園のあちらこちらにベンチがあり桜をぼーっと眺めていると時の経つのも忘れてしまいそうです。
夕暮れになると夕日がやわらかく桜の木々を照らしまた一段と幻想的な風景になりました。
来年も絶対に伺おうと思いながら原谷苑を後にしました。
いかがでしたか?
明日は先週の日曜日にお伺いした吉野の桜をお届けしますね。
ハンドルネーム なでしこ